Eclipse で Win32 API プログラミング (その1)
Visual Studio Express を使えば、タダで Win32 API の練習ができる昨今、あえてEclipse + MinGW でやってみます。
というのも、今月の日経ソフトウェアで Eclipse + MinGW の組み合わせでも Windows 用の C/C++ 統合開発環境が作れると紹介されていて、興味本位ですw
MinGW は、GNU ツールの Windows 版で、gcc などコンパイラや Win32 API のヘッダファイルを含みます。
Eclipse のインストール
公式のものは英語版なので、次のサイトから日本語版を入手しました。
Full All in One の C/C++ パッケージには MinGW も同梱されているので、それを選択。バージョンは最新の 3.6 Helios にしました。
ダウンロードしたら解凍して、適当なフォルダにおいてやればインストールは完了です。
Hello World
それでは、eclipse フォルダの eclipse.exe をダブルクリックして Eclipse を起動します。
まず、プロジェクトを作成します。
- プロジェクト:C プロジェクト
- プロジェクト名:Test
- プロジェクト・タイプ:実行可能->空のプロジェクト
次に、ソースファイルを作成します。
- WinMain.c
/* WinMain.c */ #include <windows.h> //////////////////////////////////////////////////////////////////// // アプリケーションのエントリポイントです int WINAPI WinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance, LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow) { MessageBox(NULL, "Hello World!", "Test", MB_OK); return 0; }
ソースを書いたら保存し、メニューの「実行」->「実行」->「ローカル C/C++ アプリケーション」をクリックします。
デフォルトでは、「実行」すると自動的に保存・ビルドを行ってくれるようです。
メッセージボックスが表示されれば成功です。ここまでは Visual Studio とほぼ同じ手順ですね。